パソコンなどから送出されるデータは、機種やインタフェースによりさまざまな通信速度のものがあります。
「INSネット」を使って伝送するためには、ターミナルアダプター(TA)でINSネットの伝送速度(Bチャンネルで64kbit/s)に変換する必要があり、その変換方式の一つにITU-Tで標準化されたV.110速度変換方式(64kbit/s未満の通信を利用する際に必要な方式)があります。
国内ではTTCにおいてJT-V110として標準化されています。
データ端末から送出されるデータを、いったん8kbit/s又は16kbit/sの中間の速度に変換し、その後、INSネットの64kbit/sへと最終的に変換する2段階速度変換方式です。